メールマガジン
新宿東口眼科医院の最新情報や、目の病気についての情報をお届けしております。 |
メルマガ登録フォームへ
メルマガ過去配信原稿一覧へ戻る |
|
|
第1回目の今回のテーマは加齢黄班変性症についてです。
網膜の中でもっとも重要な部分は、ものを見る中心となる黄斑部です。 黄班部は視力にもっとも関わりが深く、色を識別する細胞のほとんどはこの部分にあります。
加齢黄斑変性症は、加齢に伴う黄斑部分変化によっておこる疾患で、高齢者の失明原因のひとつです。 はっきりしたことは分かっていませんが、全身疾患(心血管疾患や高血圧)、喫煙、栄養状態、遺伝などの関与も指摘されています。
網膜の中心部の症状なので、視野の中心のもっともよく見ようとするところが見えにくくなります。(周辺部の方が比較的見やすいケースが多いです)
病巣が黄斑部に限られていれば、見えない部分は中心部だけですが、大きな出血がおこれば、さらに広範囲で見えにくくなります。
加齢黄斑変性症の発見には、眼底の網膜の状態を詳しく調べる必要があります。 目薬をさして瞳孔を開き眼底部を精査する散瞳検査や、腕の静脈から蛍光色素を注射で入れて眼底部を調べる蛍光眼底検査などが行なわれます。
蛍光眼底検査では、蛍光色素によって血管だけが浮き彫りになった画像が診れますので、血管の弱い部分やつまったところ、新生血管と呼ばれる異常な血管がわかります。
治療法としては新生血管をレーザー光で焼き固める光凝固術が主です。 レーザーを使いますが安全な治療法ですので心配はありません。
また、大量の出血や中心にある新生血管に対しては、これらを除去する手術(硝子体切除術)を行なうこともあります。 また、出血の予防のために止血薬を用いたり、網膜に栄養を与えるためビタミン薬を用いたりすることがあります。
黄斑変性症は、早期に治療を開始すると、良好な視力が保たれる傾向にあります。 定期的に眼の診察を受け、バランスのとれた食事を心がけましょう。 |
|
|
|
こんにちは。
新宿東口眼科医院です。
蒸し暑い日が続いており、プールに入りたくなる季節ですね。
この時期、眼科でかかりやすい病気といえば、“はやり目”です。
よく耳にする言葉かと思いますが、これは大変感染力の強いウイルスによって起こる白目と黒目の炎症のことです。この病気の怖いところは、何よりもとても感染しやすいことにあります。きちんと予防しないと、短期間に職場や家、学校で流行して、同僚や家族、友人に大変な迷惑をかけてしまいます。
初期症状は他の原因による結膜炎との判別は難しいのですが、当院では、アデノウイルス抗原を迅速に検出する試薬により、アデノウイルスによる感染の有無を確認しております。
<はやり目の種類>
@ 流行性角結膜炎(アデノウイルス8型、4型、37型、19型感染)
まぶたの裏側のブツブツや充血、まぶたの腫れ、流涙などの症状が激しくあらわれます。感染してから7〜14日で発病します。
A プール熱−咽頭結膜熟(アデノウイルス4型、3型感染)
プールで感染することがあり、プール熱ともよばれます。結膜にブツブツができて、咽頭(いんとう)炎による発熱を起こします。感染してから5〜7日で発病します。
B急性出血性結膜炎(エンテロウイルス70型感染)
突然眼球結膜に出血を起こし、ゴロゴロ感、充血、まぶしさなどがあらわれ、結膜にブツブツができます。感染してから1〜2日で発病します。
<症状>
目の充血、目やに、涙、まぶたのはれ、耳前リンパ節の腫脹などが主な症状です。種類によって異なりますが、約1〜3週間でおさまり、その後黒目に小さな点状の濁りが残ることがあります。
このときに治療をやめてしまうと、視力を悪くすることがありますので、注意が必要です。
<治療法>
細菌の混合感染を起こさないために抗菌点眼薬や、炎症を抑えるためにステロイド点眼薬などを使用します。
<注意点>
はやり目は大変感染力の強い結膜炎です。 家族や友人にうつさないため、下記の点に注意しましょう。 @ タオルや洗面器は別にしましょう。
A 手指は石鹸でよく洗い、消毒用アルコールで消毒しましょう。
B 他人の目薬を使用したり、手で目をこすったり、顔にふれないようにしましょう。
C 入浴は控え、シャワーにしましょう。入浴する場合、家族の中で最後に入り、残り湯は洗濯には使わず流しましょう。
D 点眼に使用したり、涙や目やにを拭いたティッシュなどはビニール袋に入れて捨てましょう。
次々に感染する危険がありますので、保育園、学校、職場は休む必要があります。
治ったように見えても、医師の許可が出るまで、しばらくの間は他人に接したり、友人や親戚などへ遊びに行ったり招いたりするのはやめましょう。 |
|
|
|
こんにちは。
新宿東口眼科医院です。
徐々に涼しくなり、過ごしやすい季節になってきましたね。
今月は「網膜静脈閉塞症」についてです。
「網膜静脈閉塞症」とは、網膜の静脈(血管)が詰まり血液が流れなくなる病気を言います。高血圧や血管自体の炎症、糖尿病などの血液の粘性が増す病気がある場合にも、発症しやすくなります。静脈閉塞が起きた場所によって、病状は異なります。
@網膜静脈分枝閉塞症 視神経乳頭から4方向に大きく枝分かれしている静脈のうちのいずれかに閉塞が起こります。出血や腫れが中心部に及んでくると、視力も低下します。糖尿病とならんで、眼底出血を起こす代表的な病気です。
A網膜中心静脈閉塞症 血圧の急激な変動や、あるいは血管そのものの炎症によって静脈の根元が閉塞し、浮腫や出血が起こります。影響は網膜全体に及ぶため、視力が障害されます。合併症としては重度の視力低下のほか、眼内出血、緑内障があり、失明に至ることもあります。
<検査方法>
当院では眼底検査を行います。目薬をさして瞳孔を開き、検眼鏡を通じて主に視神経や網膜を観察する検査です。眼底疾患の有無を調べることが出来ます。
また場合により、造影剤を用いた蛍光眼底造影検査でより詳しい検査を行います。
<治療方法>
発症直後の「急性期」と「慢性期」とで治療方法が異なります。
@急性期 血流循環改善薬などの内服治療が行われます。 眼底出血や浮腫、血管新生緑内障を予防するため、レーザー治療を行うこともあります。 治療開始が遅れると、視力が回復しにくく、合併症が起きやすくなりますので、発症直後はできるだけ早く治療を開始することが大切です。
A慢性期 合併症の予防が主な治療となります。 蛍光眼底造影検査で、新生血管が発生しそうなところ(無血管野)や長引いた浮腫を早めに見つけ、早めに凝固していきます。
同時に、静脈閉塞が起きる最初の原因となった病気(主に高血圧)を治療し、再発を防ぐことも重要です。
網膜静脈閉塞症では、発症時の眼底出血や網膜浮腫が視覚に影響を及ぼすほか、発症後3カ月から1年以上も経ち、症状が落ち着いた慢性期になってから、硝子体出血や血管新生緑内障、網膜剥離などの合併症が起きることもあります。
定期的に医師の検診を受けるようにしましょう。
|
|
|
|
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
今月は「アメーバ性角膜炎」についてです。 「アメーバ性角膜炎」とは、アメーバの一種であるアカントアメーバが角膜(くろめ)に感染して起こる病気です。感染力が低く、普段アカントアメーバがひとに害を及ぼすことはありません。多くはアメーバで汚染されたコンタクトレンズを使用することによって感染します。角膜の感染症のなかでは最も重症で、失明に至ることもあります。
アカンドアメーバは大きさが五十分の一ミリの単細胞生物の一種で、淡水や土壌中に広く生息している原生動物です。私たちの身のまわりに広く存在するため、普通の日常生活でもアカントアメーバと接触する機会はあります。
<症状>
他の感染に比べて眼の痛みが強く、眼を開けていられません。涙もかなり出ます。また、白眼の充血も非常に強くなります。通常は片眼で起こることが多いようです。進行すると重度の視力障害が残る場合もあり、失明という最悪のけースも少なくありません。
<検査>
角膜の悪くなっている部分をこすり取って、アカントアメーバを検出します。めずらしい病気であるだけに、専門の眼科医でも早期診断が難しく、症状の似ている「角膜ヘルペス」や「角膜潰瘍」と診断されてしまう場合もあります。また、特殊な病原体であるため、大きな総合病院でも検査が困難です。
<治療方法>アカントアメーバに対する特効薬がないため、治療に時間がかかります。点滴・点眼(1時間毎)治療・角膜を削りアメーバを出す治療を行います。
医師の判断により、入院して治療を行うこともあります。治らない場合、角膜移植が必要になる場合もあります。
<予防法>
アカントアメーバは大変感染しにくい病原体であり、正しくコンタクトレンズを使用している場合に感染することはあまりありません。
下記の点を守り、感染を予防しましょう。
@コールド消毒は、必ず正しい洗浄方法を行い(こすり洗いが必要なものは、こすり洗いを行いましょう)ましょう。
A保存ケースは、定期的に新しい物にしましょう。(3ヶ月に一度くらい)
B使い捨てコンタクトレンズは、使用期限を守りましょう。
Cソフトコンタクトレンズの場合、水道水は使用しないでください。
この病気に感染すると、診断・治療は困難を極めます。予防することがとても大切な病気です。
|
|
|
|
こんにちは。
新宿東口眼科医院です。
立冬も過ぎ、めっきり日脚も短くなりましたね。
今週から、メルマガ配信が毎週となりました。よろしくお願い致します。
今週のテーマは「眼底出血」についてです。 「眼底出血」とは、網膜表面の血管の破綻や閉塞することで起こる網膜の出血です。 出血の量自体は微小で貧血などの原因とはなりませんが、重度の視力障害を来すこともあります。
<主な原因>
眼底出血をきたす病気は数多くあり、以下は代表的な原因です。
1.高血圧・糖尿病・腎臓病などの全身病による網膜(硝子体)出血
2.網膜血管の動脈硬化を基盤に生じる網膜(硝子体)出血
3.外傷(眼球打撲等)による網膜(硝子体)出血
4.後部硝子体剥離による網膜裂孔形成の際に生じる網膜(硝子体)出血
中でも一番多くて重要なのは糖尿病によるもので、成人の失明原因の第一位です。糖尿病の人は早期から定期的な眼底検査が非常に大事です。早期に治療すれば失明を免れます。
次に多い原因は、高血圧症や動脈硬化症に伴う網膜中心静脈閉塞症です。このタイプの眼底出血を起こす人は、その後に脳血栓を起こす危険性があるので要注意です。
<主な症状>
主な症状は、視力の低下や霞み、飛蚊症(物が飛んで見える)、歪視症(物が歪んで見える)などです。中心部が出血すると視力低下がおきます。視力がどの程度まで下がるか、どの程度回復するかはどこに出血したかによって変わります。出血した場所は視野が欠けます。しかし、周辺部におきるとほとんど自覚症状はありません。
<主な検査方法>
視力検査・眼底検査・視野検査・蛍光眼底造影検査などをします。 特に蛍光眼底検査は、造影剤を注射して眼底の血管を詳しく調べることができるので、治療の上で大切な検査です。
<主な治療方法>
身疾患による眼底出血の場合は、その原因となる病気を治療することがもっとも大切です。 通常眼底出血は1〜3ケ月で吸収され消失しますが、内科的管理を怠るとまた再出血しますので、長期にわたる治療が必要となります。
薬物治療・・・初めは血液の流れを良くする薬を使います。
手術・・・再出血を防ぐために、レーザー光線で眼底を凝固する場合もあります。 また硝子体出血が長期間吸収しないときには、硝子体切除をおこなって血液で混濁した硝子体を取り除くこともあります。
|
|
| →次のページへ |