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★Vol.11★アレルギー性結膜炎の原因について
新年明けましておめでとうございます。
新宿東口眼科医院です。
今年も、良い年でありますように

さて、今週のテーマはアレルギー性結膜炎の原因です。

アレルギー性結膜炎とは
花粉や住まいの中にあるほこりが原因になって起こる目のアレルギーのことをいいます。
結膜は外からの刺激や異物にさらされやすい組織で、涙などでいつもぬれています。そのため、ハウスダストや花粉がくっつきやすく、アレルギーが起こりやすいのです。眼のアレルギーを起こす原因物質を「アレルゲン」と言い、「ハウスダスト」といわれるダニやカビ、動物の毛やフケ、花粉などが代表的です。

人の体は、異物が侵入すると免疫反応により抗体や感作リンパ球を作って防御します。
再びその異物が侵入したときは、すばやく反応して異物を除去・無害化します。
この免疫反応が強く起こり、自分の体を傷害してしまうことをアレルギーといいます。
このアレルギーによる結膜炎がアレルギー性結膜炎で、アレルギー性鼻炎や
アトピー性皮膚炎、気管支喘息などのアレルギー性疾患に伴うことが多いとされています。

<症状>
眼がかゆい、涙がでる、ごろごろするなど

<分類と原因>
1 季節性アレルギー性結膜炎(結膜花粉症)  
  スギ(早春〜春)、ブタクサ(初夏〜夏)、
  カモガヤ(初夏〜夏)、ヨモギ(夏〜晩秋)など
2 通年性アレルギー性結膜炎    ハウスダスト、ダニ、カビ、ペットの毛など
3 急性アレルギー性結膜炎    点眼剤、化粧品など

検査>
1 所見として眼の充血とまぶたのうらのブツブツしたもの(濾胞)がみられます。
2 目やにを取って顕微鏡で観察し、好酸球というアレルギーを起こす細胞を
  みることがあります。
3 アレルギーを起こす原因を調べるために、採血して血液検査をする場合
 があります。

調べる方法の1つに、「イムファストチェック(承認番号21600AMZ00501000) 」があります。指先等からのごく微量の採血で、20分後に判定できます。

  当院では、「イムファストチェック(承認番号21600AMZ00501000)」の導入をしておりますので、検査をご希望の方はお気軽にご相談ください。

<治療>  アレルギーの原因と接触しない
1 花粉:花粉のない地域への移動、マスク、防塵メガネなど   
  ダニ、ハウスダスト:部屋をよく掃除する、風通しをよくする、絨毯はさける、 空気清浄器などの設置、など
2 抗アレルギー点眼剤:アレルギー反応をブロックします。

方法は以下の2つに分類されます。

(1) ケミカルメディエータ遊離抑制剤:免疫細胞からの化学物質の放出 を抑え、痒みなどの症状を予防します。(アレギサール、リザベン、インタール、など)
(2) 抗ヒスタミン剤:かゆみの主な原因であるヒスタミンの働きを抑えます。
代表的なお薬は、(昔からあるインタール、リザベン、アレギサール)
3 ステロイド点眼剤:炎症をおさえて症状をやわらげます。         
  (フルオロメトロン、リンデロン)

★Vol.12★注意すべきものもらいについて
こんにちは。新宿東口眼科医院です。

今週のテーマは「ものもらい」についてです。

ものもらいとは「麦粒腫」と「霰粒腫」という2種類の病気を合わせた俗称であり、原因、症状ともそれぞれ違います。「ものもらい」と言われますが、はやり目のように、人から人にうつることはありません。
地方によって呼び方に違いがあり、関東地方では「ものもらい」関西方面では「めばちこ」その他の地方では「めばち」、「めいぼ」「めっぱ」など色々な呼び方をされています。 そのほかに、ごくまれではありますが、まぶたの腫瘍もあります。 症状が長く続くようならば、放っておかないで眼科での受診をおすすめします。

麦粒腫とは
〔原因〕
麦粒腫と呼ばれるものもらいは、まつ毛の根本にある汗の分泌腺があり、その小さな穴から細菌が入り込んで炎症を起こした状態です。
〔症状〕
初めはまぶたに局所的な赤みが出現し、しばしば軽度の痛みや痒みを伴います。 炎症が強くなってくると赤み、腫れ、痛みが強くなります。膿が出てしまえば、その後症状は回復に向かいます。
〔治療法〕
一般的には、化膿と炎症をおさえるために抗生物質の点眼液や軟膏が処方されます。 普通は1週間くらいで治りますが、治療をしても治らない場合は切開して膿を出す必要があります。

霰粒腫とは
〔原因〕
まぶたの縁にあるマイボーム腺と呼ばれる脂肪の分泌腺がつまってしまい、脂肪のかたまりができてしまうことを霰粒腫といいます。 体調が悪くなるとマイボーム腺がつまりやすくなる場合もありますし、目のまわりに細菌がついていて不潔な状態にしたままでもマイボーム腺が閉塞する可能性があります。
〔症状〕
症状は眼瞼の腫れや異物感です。典型例では痛みも赤みもなく、眼瞼にコロコロとしたできもの(腫瘤)を触れます。炎症を伴った場合は麦粒腫と似た症状が出ることがあり、これを急性霰粒腫と呼びます。
〔治療法〕
治療法は3通りあります。
1 点眼・軟膏・内服剤などを使用し様子を見る。
2 副腎皮質ホルモン(ステロイド)の注射をして吸収させる。
  小さいものはステロイド薬の局所注射などで消失することがあります。
3 手術で中身を出してしまう。
  局所麻酔の注射をまぶたにして、まぶたの裏側、あるいは外側から切開します。
  根治したい人にはお勧めです。 (注射・切開をご希望の際は先に一度受診をして下さい。)

★Vol.13★目の異物の対応策について
こんにちは。新宿東口眼科医院です。

今週は【目の異物】についてです。

目の異物は大きく分けると『結膜異物』、『角膜異物』、『眼内異物』の3つに分けられます。

『結膜異物』・・・白目やまぶたの裏側にゴミがついたものを結膜異物と言います。
(原因) 砂や昆虫など、さまざまなものの飛入りが原因でおきます。
(症状)  異物感・充血・眼痛などの症状があらわれます。異物が角膜に傷をつけ、鋭い痛みを感じる事もあります。但し、異物が下瞼の裏に入ると、瞬きで動くことが少ないので、痛みを感じない事もあります。
(治療法) 洗眼で流しきれない異物は、眼科にかかり、取り除いてもらいます。

『角膜異物』・・・黒目にゴミがついたり、刺さったりすることを角膜異物と言います。
(原因) 代表的な角膜異物の一つに、鉄工所などでの作業中に飛んでくる鉄片異物があります。その他、飛んできたゴミ、植物片、小さな昆虫、砂、ハードコンタクトレンズなど、さまざまな小物体があげられます。
(症状) 角膜は非常に痛覚が発達している為、異物が付着した瞬間に異物感、眼痛などの症状があらわれます。鉄粉異物が入ったまま放置しておくと、角膜や球結膜の異物の周りにサビの環が出来てしまいます。このサビを充分に取らないと、痛みや刺激症状(球結膜充血)が続く事があります。黒目が濁ってしまった場合は、若干の視力低下を招くこともあります。
(治療法) 異物を除去し、同時に感染の予防を行ないます。角膜に刺さっている異物は細隙灯(さいげきとう)顕微鏡で丁寧に除去する必要があります。除去後は感染を予防する為に、抗菌薬の入った眼軟膏を入れ、眼帯をします。汚染されている異物の場合には、特に感染予防対策が大切です。一旦、感染を起こした場合には、角膜潰瘍など、重い合併症に進む危険性があります。

『眼内異物』・・・黒目や白目を通り越して目の中にゴミが入ってしまったものを眼内異物と言います。
(原因) 眼球内異物は、ハンマーで石をたたいたり、ノミを使っているときに、小さな破片が目に飛入る場合がほとんどです。
(症状) 外傷性白内障、硝子体出血などの合併があれば自覚症状として視力の低下、眼痛などを生じますが、異物が小さい場合などは自覚症状が乏しい場合もあるので、注意が必要です。
(治療法) 異物の飛入りした場所により治療の方法は異なってきますが、基本的には入院して、手術で異物を摘出する必要があります。その際、白内障を合併していれば白内障摘出術、網膜剥離を合併していれば網膜復位術を併用して行ないます。術後は異物により、感染の危険性がある為、抗生物質の投与を行ないます。感染を起こしてしまうと、きわめて重篤になるので、緊急手術をしなくてはいけません。

★Vol.14★眼球打撲について
こんにちは。新宿東口眼科医院です。

さて、今週のテーマは眼球打撲です。

眼球打撲とは 眼球に強い外力を受け、眼のそれぞれの組織に血管の損傷や細胞の破壊を生じることです。 原因 転んで眼をぶつけた、球技をしていてボールが直接当たった、相手の選手と接触した際に 眼を強くうったなど眼球が急激な外力を受けることが主な原因です。

眼球打撲によって起こる主な疾患と症状
@角膜外傷 表層の点状角膜症、びらんなどです。 角膜は体表面でもっとも知覚が過敏な組織なので非常に痛みを伴い、涙が多く出て目が開けられなくなることもあります。症状は強いものの、適切な治療をすることで数日でほぼ症状は軽快することが多い疾患です。
A結膜裂傷 結膜(白目の表面)が裂けることをいいます。
B眼瞼裂傷 眼瞼(まぶた)の裂傷のことです。
C前房出血 前房(角膜と虹彩の間)を循環している房水中に血液が溜まっている状態で、視力が低下します。
D隅角解離 眼球を前から押すような外力が加わったときに虹彩(茶目)と水晶体(目の中のレンズ)が後ろに無理やり押し下げられて,虹彩の根元が角膜との間で裂けておきます。
E虹彩毛様体炎 炎症細胞が前房中に出現し、房水が濁ってかすみ目を来します。
F水晶体脱臼 水晶体脱臼とは、水晶体が本来あるべき位置からはずれて、脱臼した状態をいいます。 また、水晶体が完全には脱臼しておらず、ずれているものを水晶体亜脱臼といいます。
G眼窩底骨折 目に対して直接ボールがあたるなどの外力が加わると起こる骨折です。 目を支えている骨や眼球が奧へ偏位し、複視の症状が出たりします。 複視がひどくなければ(眼球運動障害が少なければ)様子をみますが、日常生活の上で不自由を感じるようであれば手術が必要になります。
H網膜震盪症 介達外力が加わった結果、網膜に起こった浮腫(腫れ)です。1週間位で回復します。 □網膜剥離等 強い打撲による眼球のゆがみで眼底出血や網膜裂孔や網膜剥離等が起こることがあります。   眼球打撲は様々な疾患を起こす場合があります。

次の方は、速やかに眼科医に相談しましょう。

(1)(現在の目の症状の有無にかかわらず)ある程度、強い打撲を受けたと思われる方。
(2)(打撃の程度にかかわらず)打撲後、不快な目の症状が少しでもある方。
(3)その他、ご心配のある方。

★Vol.15★眼瞼下垂について
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
寒い日が続きますが、お体にはお気をつけ下さい。

さて、今週のテーマは「眼瞼下垂」についてです。 眼瞼下垂とは、まぶたの筋肉または神経の異常でまぶたが垂れ下がった状態で、眼を普通に開眼したとき、まぶたが瞳孔(黒目)にかぶさっており、しっかりとまぶたを上まで上げられない疾病を言います。

<主な症状>
まぶたが垂れ下がる、瞳孔(黒目)に皮膚がかぶさることによる視力低下。

<主な自覚症状>
まぶたが垂れ下がる、瞳孔(黒目)に皮膚がかぶさることによる視力低下があげられます。

<主な治療法>
神経損傷による場合は、医師との相談のうえで外科手術を受けます。アレルギー疾患による場合は、抗ヒスタミン剤またはステロイド剤を服用します。その他の原因による場合は、医師の指示のもと、原因疾患の治療を行います。 (当院では手術は行っておりませんが、診察の上他院を紹介いたします。)


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