色覚検査について | 新宿駅東口徒歩1分の眼科|新宿東口眼科医院
ご予約・お問い合わせはお電話でお気軽にどうぞ

メールマガジン

229:色覚検査について

こんにちは、新宿東口眼科医院です。
春とはいえまだまだ冷え込む日も少なくありませんが、昼夜の温度差があるときは風邪を引きやすいのでお体に気をつけてください。

今回のテーマは『色覚検査について』です。
色覚異常を検出するため、臨床的に行われている色覚検査には次のようなものがあります。

1.仮性同色表
最近では「色覚検査表」と呼ばれることが多いようです。代表的な表は「石原式色覚検査」といい、世界的に広く用いられます。色覚異常の方には分かりにくい色の組み合せが使われ、主に数字が書かれています。分かりにくい2色をA、Bとしますと、例えばAの色で背景を、Bの色で数字を書くと区別がつきません。A=Bに見えていれば数字が読めませんが、AとBが違って見える人には数字は読めるということになります。この原理を使っていろいろな色の組み合せでいろいろな数字を書いた表が何枚か組になって構成されています。色覚異常の場合には見えないけれど正常の場合には見えたり、逆に色覚異常の場合のみ見えたりするように作られています。検査が簡単で軽度の色覚異常の場合でも検出されます。仮性同色表では色覚異常の有無はわかりますが、その程度までは判定できません。
仮性同色表には、石原表、石原・大熊表、東京医大表(TMC表)、標準色覚検査表などの種類があります。当院では石原表を用いています。
 

2色相配列検査
少しずつ色の違ったいくつかの色票をばらばらの状態から、順々に並べてもらう検査です。全部で85色を使った検査(100 hue test)もありますが、よく行われる検査は16色を使ったパネルD-15テストです。基準の色票が一つ固定されており、 その次から残りの15色を、基準となる色に近いと思うものから順に並べていく検査です。色覚異常の程度を把握するのに適していて、生活上の実際的な問題(色誤認を起こしやすいか否か)とよく相関した結果が得られます。正常と異常とを区別する検査ではなく、異常の程度を知る検査として大変重要視されています。

3アノマロスコープ
色覚異常を正確に診断するための重要な検査で、色光(しきこう)の色合わせによって判定します。赤い光と緑の光を混ぜると黄色く見えますが、もともとの黄色い光と、この混ぜて作った黄色と光の混合割合や黄色の強さなどを加減して比較していきます。数ある色覚異常の検査の中で唯一診断ができる検査ですが、機器が非常に高価であることと、取り扱いも難しいため、この検査ができる施設は限られています。

当院では仮性同色表を使用した石原式色覚検査と新色覚検査、また色相配列検査(パネルD-15)の検査が可能です。ご希望の方はお気軽にご連絡ください。

●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。


診療時間

新宿東口眼科医院は、12/31~1/3を除き年中無休で診察しております。
休日(土曜/日曜/祝日)も診療している一般眼科です。
月~金 日・祝
11:30-13:45
15:00-19:30
=11:00-13:45/=15:00-19:00
=11:00-18:00(昼休みなし)
午前中の受付は診察開始10分前から行っております。

アクセス

TEL 03-5363-0507
住所 東京都新宿区新宿3-25-1 ヒューリック新宿ビル9階
最寄り駅 JR新宿駅東口 徒歩1分
丸の内線新宿駅B11出口
新宿東口眼科医院は新宿東口スタジオアルタから3軒目、1階にauが入っているビル9Fにあります。
1Fみずほ銀行新宿支店左脇にビル入口があります(地下鉄B11出口直結)。
ビル入口は休日(土曜、日曜、祝日)でも開いています。
1Fビル入口からエントランスホールを直進すると、自動ドアの奥にエレベータホールがあります。
エレベータで9Fまでお越しください。
※車椅子、その他介護の必要な方はご一報下さい。また、お車でお越しの際、到着しましたら、ご一報下さい。

サイト内を検索