ラセックとは？ | 新宿駅東口徒歩1分の眼科｜新宿東口眼科医院
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234:ラセックとは？

こんにちは、新宿東口眼科医院です。 皆様いかがおすごしでしょうか？ 今回は、レーシックと類似の屈折矯正術として認知されているラセックのオペ方法・利点やリスクについて解説します。今まで屈折矯正には眼鏡やコンタクトレンズが主流でしたが、最近では当院を受診される患者様の中にもレーシックをはじめとする各種屈折矯正術をされた方は少なくありません。 ラセックとは ラセックもレーシックと同様角膜の形状を変化させることで屈折矯正をする方法の一つです。　人間の目のレンズ機能を果たしている部分は水晶体と角膜です。平均して角膜と水晶体で60D(ディオプター：レンズのパワーを示す単位)と言われており、水晶体は20D、角膜は40Dの屈折力を持つと言われており、角膜の屈折力は目全体の屈折力の2/3を占めます。そのレンズの役割を果たしている角膜を削り、形状を変えれば、目全体の屈折力を変化させ、眼鏡やコンタクトレンズでの矯正を不要にすることができるのです。 レーシックとの違い ラセックも、レーシックと同様、フラップを作成してエキシマレーザーを角膜に照射して屈折力を矯正する視力回復手術ですが、そのフラップの作成方法がレーシックと異なるのです。ラセック（ LASEK）ではレーシックのようにマイクロケラトームの様な精密機器を使用するのではなく、アルコールなどの薬品を使って角膜上皮をふやかすように柔らかくして薄皮を剥がすようにフラップを作るのです。ここが違いです。 ラセックのメリット １．角膜上皮のみの非常に薄いフラップを作成することで、角膜実質層の厚みを十分残すことができるため、従来のレーシックでは不適応とされていた角膜の薄い人や強度近視の人でもエキシマレーザーによる角膜矯正が可能となります。 ２．角膜上皮のみの非常に薄いフラップにすることにより角膜上皮の再生が行なわれ、強い衝撃を受けてもフラップがずれるようなことはなくなり、激しいスポーツや格闘技などを行う方でも安心して屈折矯正手術を行なうことができます。 手術の流れ １．手術前に点眼薬で麻酔します。 ２．薬品（アルコール）で角膜上皮をやわらかくして非常に薄いフラップを作成します。 ３．フラップをめくり角膜実質層にエキシマレーザーを照射して屈折力を調整します。 ４．照射後にフラップを元の位置に戻して保護用コンタクトレンズを装用して手術終了です。 ５．数日後保護用コンタクトレンズを外して終了です。 ラセックの問題点 1．個人差もありますがアルコール等の薬品を使用するため、角膜や結膜への影響と角膜上皮が再生するまで痛みが伴います。 2．角膜上皮が再生するまで保護用コンタクトを装用しなくてはなりません。 3．両眼同時に手術を行なうことができません。 4．アルコールでふやかすという点で、レーザー照射の精度に誤差が生じる可能性があります。 ラセックの合併症 矯正の過不足以外にもラセックには以下のような合併症が挙げられます。 1．稀ですが、角膜混濁などの合併症が生じたケースがあります。 2．使用する薬品（アルコール）による角膜や結膜の障害が考えられます。 視力矯正に眼鏡やコンタクトレンズがいらなくなるのが最大の利点ですが、手術である以上、一定のリスクは存在します。 ●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。 ●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。 ●無断での記事転載はご遠慮ください。 ●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。 ※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

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