288:疲れ目の解消法
こんにちは、新宿東口眼科医院です。季節の変わり目ですが、皆様体調にはくれぐれもお気をつけ下さいませ。 疲れ目には様々な要因がありますが、眼科での検査・診察のうえで器質的な疾患が除外され疲労によるものだと診断された場合は、疲労の軽減を図ることが疲れ目の解消につながります。今回は、「疲れ目の解消法について」をテーマにお話させていただきます。 疲れ目の改善に効果がある可能性のあるものを以下に羅列させていただきますので、皆様のお役に立てることが出来れば幸いでございます。 ①ご自分で出来ること ●視環境の改善 ・パソコンやデスクの位置を適度に顔から離し、前かがみの姿勢にならないようにしてください。 ・目線よりもやや下方にディスプレイを置いてください。 ・電灯などの反射がディスプレイに写りこんでいるようなら、ディスプレイをズラして反射を防ぐなどして対処してください。 ・エアコンの風が直接目に当たらないように配慮してください。 ・できるだけこまめに休憩をとり、遠方を眺める時間をおつくりください。 ●目を温める ・濡らしたタオルをレンジで温めて蒸しタオルを作る等して目を温め、周辺の血行を良くしてください。 ②自分でお金を出してできること ●パソコン画面が反射してしまう場合は、専用のフィルターを使用していただく。 ●目を温める際に市販のホットアイマスク等を使用してください。(10枚ほど入って500~1000円程度で売っている事が多いです) ●マッサージで肩などをほぐし、血行の改善を図ってください。 ③クリニックでできること ●屈折矯正のご相談 ・近用眼鏡(老眼鏡)を作成されることで疲労が改善される場合があります。 ・近用眼鏡以外でも、現在使用されている眼鏡・コンタクトレンズを適切な度数へ調整することによって疲労が改善する場合があります。 ・遠近両用の眼鏡やコンタクトレンズをお使いいただくと疲労の改善ができる場合があります。 ※上記遠近両用コンタクトレンズ、遠近両用メガネの処方のご相談は常時受付けております。お気軽にご相談ください。 ●アイホットを用いて目を温め、血行を良くする ・アイホットとは(http://www.shec.jp/about/instruments/eyehot.html):皮膚への浸透力のある赤色光を使用したアイマスクタイプのあんぽう器で、温熱治療と同時に眼のまわりの湿度を保つことができます。眼を温めることにより、マイボーム腺の油分の分泌を促進させ、目の疲れを癒します。詳しくは医師にご相談ください。