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シラスHD-OCT(Optical Coherence Tomography: 光干渉断層計)とは
OCT(Optical Coherence Topography: 光干渉断層計/シラスHD-OCT400)とは、網膜(カメラで例えるとフィルムにあたる部分)の断層画像を撮影する検査です。
これは旧来型であるOCT2000やOCT3000を越えた最新機器であり、これまでのOCTよりも格段に進歩した測定機器となります。いままでのOCTは「タイムドメイン」という測定原理を用いており、だいたい1分ほどかけて眼の断面図を少しずつ測定しデータをとっていくというやり方でした。しかし新しく開発された「スペクトラルドメイン」という技術の発明により短時間(原理上は72倍以上)で大量のデータを測定できるようになり、5秒以下の速さで眼の断面図を一気に測定し、さらに断面のデータをとるだけでなく3Dの立体にして解析もできるようにもなりました。旧来型のタイムドメインでは検査に長い時間がかかるために、どうしても目の小さな動き(固視微動といいます)や顎台での顔のずれなどが少なからず結果に影響を与えてしまったり、また集められる情報の量にも限りがありました。しかしスペクトラルドメインを用いることで、短時間でたくさんの情報を集めることが出来るようになり、患者様の負担も軽減され検査精度も向上しました。
このOCT検査により、診察だけでは分かりにくい網膜の状態を明らかにし、網膜の病気に対する治療方針の決定や、治療効果の判定に役立てることができます。
OCTを必要とする代表的な疾患は、、加齢黄斑変性
黄斑上膜黄斑円孔などの黄班部(網膜で最も視力の出る部分)疾患です。これらの黄斑部疾患、網膜疾患を早期発見するためにもOCT検査は有効です。

また視神経と網膜神経線維層の断層画像を撮影することもできるので、視野が欠ける(自覚)症状が現われる前に緑内障よる網膜視神経線維層の欠損を捉えることができます。


シラスHD-OCT(Optical Coherence Tomography: 光干渉断層計)の撮影画像

網膜・黄斑部の断層画像
正常な網膜の断層    

黄斑浮腫の断層    

正常な視神経線維層の断層画像

緑内障の方の視神経線維層の断層画像



 


緑内障の検査では、眼の奥の視神経線維層の厚みを測ります。正常の人と比べて「どれだけ薄いか」「どれだけ病気が進んでいるか」を解析し、数回に分けて検査を行う事で緑内障を判定することができます。視野異常の検出に先立ち、視神経線維層の欠損が検出されることもあります。

*OCTによる検査は薬剤を使用せず、眼に触れないため痛みを伴うこともありません。
 検査ご希望の方はスタッフ、医師にお申し出ください。



黄斑について
網膜はカメラのフィルムに相当し、外からの光が瞳(瞳孔)、レンズ(水晶体)や目の中央部(硝子体)を通り、網膜に当たり光を感じます。黄斑とは網膜の中心にある直径1.5 mm~2 mm程度の小さな部分の名称で、黄斑の中心は中心窩と呼ばれます。黄斑にはキサントフィルという色素が豊富にあるために黄色をしています。
カメラのフィルムと網膜では大きく異なることがあります。カメラのフィルムではどの部分でもよく写りますが、網膜は中心(黄斑)では大変良い視力が得られますが、それ以外のところでは正常の目でも十分良い視力は得られません。したがって、黄斑は大変小さな部分ですが、黄斑が障害されるとそれ以外に網膜に異常がなくても視力が著しく低下し、運転免許を更新したり、字を読むことができなくなったりします。



代表的な疾患

加齢黄斑変性症
網膜の中心にある黄斑部が老化して、老廃物が蓄積されると網膜の下に新生血管が生え、視細胞の破壊や出血により視力障害を起こします。症状としては、網膜の中心部が悪くなるので、「ものがゆがんで見える」「見ているものの中心が欠けて見える」「ものがはっきり見えない」等があります。

黄斑円孔
黄斑に接する硝子体が年齢の変化で変形し、網膜の中心部分の黄斑部を引っ張ることにより網膜に穴が開く病気です。症状としては中心部に穴が開くので、「見ているものの中心が欠けて見える」「ものがゆがんで見える」等があります。

黄斑上膜
黄斑の表面に膜が張った状態が黄斑上膜です。加齢によるものが多く、眼の中の大部分を占める硝子体に変性が起こり、硝子体網膜から離れていく時に黄斑に残ってしまうことがあります。それが厚くなり黄斑上膜になります。その他外傷・ブドウ膜炎など眼の中の炎症が原因となる場合があります。自覚症状がないこともありますが、黄斑に張った膜の厚み、収縮具合によりゆがんで見えたえり見えづらくなることがあります。

緑内障
緑内障とは、何らかの原因で視神経が障害され視野(見える範囲)が狭くなる病気で、眼圧の上昇がその病因の一つと言われています。眼圧が上昇することで、視神経が弱まります。ただし、「眼圧が正常(10-20mg)であるのに、緑内障と同じ症状が生じる」正常圧緑内障が緑内障全体の半分を占めていることからもわかるように、緑内障の原因はまだよくわかっていません。
視神経障害が起きてくると、視神経乳頭陥凹という視神経のくぼみが現れ、眼底所見として観察できるようになります。

糖尿病性網膜症(糖尿病網膜症)
糖尿病とは体内でインスリンを作れなくなったり、体内で作られたインスリンをうまく使えなくなったりする代謝異常の総称です。また、それはⅠ型、Ⅱ型に分類されます。糖尿病性網膜症は、網膜の状態などから進行の段階が3つに分けられます。単純網膜症から増殖前網膜症の段階ではほとんど自覚症状がないため、初期の段階で患者さん自身が眼の異常に気がつくことは困難です。


上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
当院では月曜日(~17:00)・水曜日(終日)・木曜日(終日)・土曜日(~17:00)に網膜・硝子体外来担当医による診察を設けております。

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院長  西岡 倫子(日本眼科学会認定眼科専門医・医学博士)
所属学会 日本眼科学会会員、日本眼科医会会員
経歴 平成10年  三重大学医学部卒
平成15年  東京医科歯科大院卒
平成15年  流山総合病院 眼科 勤務
平成17年  新宿東口眼科医院 院長 就任
現在に至る

常勤医師 野間 謙晴 (日本眼科学会認定 眼科専門医)
所属学会 日本眼科学会会員、日本眼科医会会員、日本緑内障学会、日本神経眼科学会
経歴 平成10年 岡山大学医学部 卒
平成11年 広島市立三次中央病院勤務
平成13年  広島鉄道病院勤務
平成14年  中国労災病院勤務
平成15年  広島大学医学部附属病院勤務
平成16年  広島市立三次中央病院勤務
平成18年  福島生協病院勤務
平成20年9月~  新宿東口眼科医院
現在に至る

主な研究発表
「ベタキソロールの緑内障性視野障害進行に対する効果」
「緑内障眼における2種類の光干渉断層計(OCT)による網膜神経線維層厚」
など


視能訓練士(常勤)2名、(非常勤)1名、看護師非常勤2名


 

   新宿区新宿3-25-1 新宿富士ビル5階
   新宿東口眼科医院 
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