| ベーチェット病 |
目、全身の皮膚、粘膜にさまざまな症状をくり返し、やがて慢性化していく、現在も原因不明の全身病です。ときには失明の原因となることもあります。ベーチェット病は、比較的女性よりも男性が重症になりやすい病気と言われており、20代から50代に多くみられます。ベーチェット病患者のほとんどがうったえる症状で、最初に口の中に潰瘍ができる」ことがあげられます。10日もするとその潰瘍は回復するのですが、症状が何度もくり返されます。目に現れる症状として、眼底出血、視力低下、強い痛み、黒目の部分に膿がたまる、などの症状をくり返します。網膜ぶどう膜炎は視力に直接関連し、治療の面で重要です。何故なら眼症状はベーチェット病の中でも最も重い症状をあらわす場所です。ほとんど両眼が侵され、後眼部病変として網膜絡膜炎を起こし、最悪の場合、失明に至ることがあります。
ベーチェット病の合併症
白内障や緑内障などの合併症が高い頻度で起こります。こうした合併症が起きると、視機能が低下してしまうことも多いので、早期に治療を受ける必要があります。最近では、適切な時期に専門医による手術を受ければ、炎症を強めずに治療できるようになってきており、手術によって視力が回復したり、視野異常の進行を最小限に抑えることが出来るようになっています。
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| サルコイドーシス |
サルコイドーシスは、全身のリンパ節やいろいろな臓器に結節という腫瘍のような塊ができる病気です。全身のサルコイドーシスの患者の30~40パーセントに、目の症状が出るといわれます。サルコイドーシスによるぶどう膜炎の特徴は、角膜の後面に白い小さな沈殿物が多数つき、硝子体には雪玉のような濁りが現われ、眼底には血管炎などの症状が出ます。自覚症状としては、飛蚊症があらわれます。
サルコイドーシスの合併症
慢性の病気で、症状が長引いたり、再発をくり返すと、白内障や緑内障、嚢胞様黄斑浮腫を合併し、視力が低下します。高度な視力障害を伴うこともあります。 |
| 原 田 病 |
原田病は、急性びまん性ぶどう膜炎の一種で、主として網膜と脈絡膜に症状が出るものです。自覚症状としては、両眼の急激な視力の低下、ぼやけて見えにくいなどの症状があります。眼以外の症状として、めまい・難聴・耳鳴り、倦怠感などが現れたり、髄膜炎を併発して、そのために激しい頭痛が起こったりもします。その後、皮膚の一部が白くなったり、髪の毛が抜けたり白髪になったりします。これらの症状はすべて各組織の色素細胞が自己免疫の作用によって破壊されるために起こると考えられています。
原田病の合併症
炎症が強いと両眼に網膜剥離が起こってきます。また、再発によって併発白内障や続発緑内障が合併症としてあらわれる場合もあります。 |
| その他のぶどう膜炎 |
リウマチなどの関節炎に伴うものや、ヘルペスなどのウイルスあるいは細菌によるぶどう膜炎などがあります。 |