角膜とは

人の目の”黒目(くろめ)”にあたる部分を「角膜」といいます。
黒目とは言うものの実際には透明な組織であり、視覚情報となる光を目の中に入れる重要な働きを持ちます
角膜は傷がつきやすく、にごったり形がいびつになったりすると視力低下やさまざまな症状が起こってきます。

角膜の層について

角膜は下図のような、3つの層に分かれています。角膜上皮、角膜実質(ボーマン膜、デスメ膜の間の部位)、角膜内皮となります。

角膜の断面・拡大図
  • 角膜上皮

    角膜の最も外側で、皮膚をもたない角膜を守るバリアとして働いています。また、外気から直接酸素を取り入れて血液が通っていない角膜の細胞に供給しています。
    細胞同士は、涙も通さないほどしっかりと組み合わさっており異物の侵入をブロックしています。また、わずかに傷ついただけで激しく痛むほど大変敏感で、まぶたを閉じるなどの対処を促します。さらに細胞の増殖スピードが皮膚よりもずっと早く、傷ついた部分をすぐに修復することができます。

  • 角膜実質

    厚みの大半を占めており、コラーゲン線維が規則正しく並んでいて光を素通しするので透明です。病気や異物などによってコラーゲン線維の配列が乱れると、その箇所は不透明化して濁ります。細胞がとても少ないため、傷の治りなどは大変遅いです。

  • 角膜内皮

    角膜の最も内側で、血管をもたない角膜実質へ眼球内の房水という栄養分を含む水を送り届けたり、反対に不要な水を吸い出したりと、ポンプのように働いています。
    角膜上皮とは異なり細胞分裂を行わないため、再生力がほとんどありません。内皮の一部が失われた場合は周囲の内皮細胞が大きくなってその穴埋めをしますが、その分、ポンプ機能が低下します。

当院の医師紹介

院長: 新川 恭浩(日本眼科学会認定 眼科専門医)

常勤医師: 長谷川 二三代(日本眼科学会認定 眼科専門医)