緑内障はどんな病気? | 新宿駅東口徒歩1分の眼科|新宿東口眼科医院
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755:緑内障はどんな病気?

こんにちは、新宿東口眼科医院です。

雨の降りやすい季節が近づいておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

今週のメールマガジンのテーマは「緑内障はどんな病気?」です。

 

・緑内障はどんな病気?

「緑内障」と聞いたことはあっても、「どういう病気か?」はイメージしづらい方も多いのではないかと思います。漠然と「大変な怖い病気」「かかると失明してしまう」といったイメージを持っている方もいるかもしれません。一方、実際に緑内障と診断され、点眼治療をしている人の中には、「病気の自覚も不便もないのに、なんで毎日点眼しなきゃいけないのだろう?」「自分は本当に病気なのか?」と感じる人もいるようです。

では、緑内障とはどのような病気なのでしょうか?

緑内障は「長い時間をかけてゆっくりと視神経が悪くなり、見えづらくなる病気」です。緑内障は10~20年かけてゆっくりと進行する眼の病気で、年齢が上がるほど患者数が多くなります。40歳以上の20人に1人、60歳以上では10人に1人は緑内障と言われているという調査結果もあります。緑内障は日本の失明原因1位の疾患と言われていますが、早期発見と適切な治療ができれば、十分な視野と視力を生涯保つことができます。

緑内障と診断された方の多くには自覚症状はほとんどありません。例えば風邪を引いたら熱や咳、くしゃみといった症状が出たりしますが、緑内障の初期、中期には明らかな自覚症状がありません。また、風邪であれば1,2週間で治療の必要がなくなりますが、緑内障は「治る」ということがない病気です。緑内障の治療は「悪くならないように進行を止める」ことが目的であるため、定期的な通院、検査による現状把握と毎日の点眼治療が長期間必要になります。

 

↑緑内障による視野欠損のイメージ

 

・緑内障になったらどうなるの?

緑内障は初期、中期、末期と進んでいく進行性の疾患です。緑内障が進行していくと視神経が悪くなった部分の視野が欠けていきます。一度欠損した視野は治療や手術で元に戻すことはできません。そのため、緑内障の治療目的は「病気を治すこと」ではなく、「早期発見」「早期治療」により、現状の視野を保つことを一番に考えます。

緑内障の治療は主に点眼によって行います。毎日の点眼で眼圧を一定にコントロールすることで緑内障の進行を緩やかにすることができます。

また、定期的に視野検査、眼底検査、眼圧検査を行い、その時の目の状態や、緑内障が進んでいないかを確認していきます。その時の目の状態に応じて点眼の変更や、眼圧コントロールのためのレーザー治療、手術を行うこともあります。

緑内障と診断された方の多くは「自覚症状のないまま、点眼治療や定期的な検査を長期間続ける」必要があります。緑内障による失明が多い理由の一つは、「自覚症状がほとんどなく、長期間の治療が必要であるために、途中で治療を中断してしまう患者が多いため」と言われています。進行した視野欠損を治すことはできませんが、進行しないようにとどめる治療をすることはできます。そのため、緑内障の治療においては毎日の点眼による継続的な眼圧のコントロールがとても重要です。

・当院での緑内障治療

当院では医師による診察と点眼薬の処方の他に、ハンフリー視野計、ゴールドマン視野計、眼底三次元解析(OCT)による眼科精密検査、緑内障に対するレーザー手術などを行っております。

緑内障は未治療のまま進行すると失明に至りますが、進行を止めるための治療法はちゃんとある病気です。緑内障と診断された方に対して、眼科の医師、看護師、スタッフは治療のパートナーとして長いおつきあいをすることになります。当院では患者様が今まで通りの生活を長く保つことができるように、日々検査や診察を行っておりますので、少しでも気になることがありましたらお気軽に医師、スタッフにご相談ください。

 

  • 一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
  • 無断での記事転載はご遠慮ください。
  • 本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。

※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。


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休日(土曜/日曜/祝日)も診療している一般眼科です。
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