酸素不足はどうしてよくないの? | 新宿駅東口徒歩1分の眼科|新宿東口眼科医院
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100:酸素不足はどうしてよくないの?

こんにちは、新宿東口眼科医院です。 少しずつ肌寒くなってきましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。お体ご自愛くださいませ。 今週のテーマは「酸素不足はどうしてよくないの?」です。 ● 眼に酸素が行き渡らないと危険? = 酸素不足の眼は角膜の機能が低下してしまいます = 眼の角膜には血管が無く、内側から栄養分を取り、涙液を介して空気中の酸素を取り入れて呼吸しています。酸素不足により角膜細胞中の新陳代謝のバランスが崩れると、角膜の1番上の細胞(角膜上皮細胞)が剥がれやすくなり、細菌が感染しやすくなることや、角膜内皮細胞の数の減少、また、酸素を取り込もうと角膜の周囲から中央に向けて血管が侵入し、充血するなどの症状が現れます。角膜内皮細胞は、眼球内部の水分が角膜に溜まりすぎるのを防いでいます。しかし、あまりにも細胞が減少すると角膜に水分が侵入してきます。これを「角膜浮腫」といい、透明だった角膜は白く濁ってしまい急激に視力が低下してしまいます。 ● どんな人に酸素不足が多い? = コンタクトレンズを長時間装用している方は注意が必要です = 目を閉じているときは、目を開いているときに比べ酸素供給量が3分の1に減少します。コンタクトレンズにより角膜の表面が覆われると、涙液中の酸素が不足し、角膜は酸素不足に陥ります。したがって、角膜より大きいソフトコンタクトレンズをしている方が、角膜より小さいハードレンズをしているよりも、角膜はより酸素不足の状態に陥っているということになります。酸素不足に陥った角膜は傷つきやすく、また感染症を起こしやすくなります。ハードレンズでは1回のまばたきでレンズと角膜の間の涙液は約15~20%が交換され、ソフトコンタクトレンズでは約1%です。ただし、近年はソフトコンタクトレンズにも裸眼の方と同等な位、酸素が行き渡るシリコーンハイドロゲル素材のものが発売されています。 ● 酸素不足への治療とは? = コンタクトの装用時間を見直しましょう = 充血を改善するために目薬を使うと、血管が収縮して一時的に良くはなりますが、収縮したことで、さらに酸素や栄養の届きが悪くなり、また血管が伸びる、と言う悪循環に陥ります。充血は目薬での対処よりコンタクトレンズの装着時間を短縮するなどコンタクトの使い方を見直しましょう。血管の侵入が著しい場合には、酸素透過性のよいシリコーンハイドロゲル素材のソフトレンズやハードコンタクトレンズに変更する、眼鏡に変更することをお勧めします。 ● 角膜の状態を確認するには? = 角膜内皮細胞の検査をしましょう = 角膜は5層構造になっており、角膜内皮細胞とは角膜の一番内側の細胞です。この細胞は1ミリ平方あたり2500~3000個が平均とされています。角膜内皮細胞はコンタクトレンズの装用による過度の酸素不足や、けがなどでその数が一度減少すると、再生する能力がないため細胞は増えることはありません。このことからコンタクトレンズの定期検査には欠かせない検査と言われています。また、白内障やレーシック手術の前後にも大切な検査です。 当院には角膜内皮細胞の検査をするスペキュラーマイクロスコープを置いています。検査自体は5分ほどで終わり、すぐに結果が出ます。簡単な検査ですので是非受けて頂く事をお勧めします。 また当院では、近年主流となりつつある、酸素が裸眼の方と同等な位行き渡る、シリコーンハイドロゲル素材のソフトコンタクトレンズも積極的に処方しております。

診療時間

新宿東口眼科医院は、12/31~1/3を除き年中無休で診察しております。
休日(土曜/日曜/祝日)も診療している一般眼科です。
月~金 日・祝
11:30-13:45
15:00-19:30
=11:00-13:45/=15:00-19:00
=11:00-18:00(昼休みなし)
午前中の受付は診察開始10分前から行っております。

アクセス

TEL 03-5363-0507
住所 東京都新宿区新宿3-25-1 ヒューリック新宿ビル9階
最寄り駅 JR新宿駅東口 徒歩1分
丸の内線新宿駅B11出口
新宿東口眼科医院は新宿東口スタジオアルタから3軒目、1階にauが入っているビル9Fにあります。
1Fみずほ銀行新宿支店左脇にビル入口があります(地下鉄B11出口直結)。
ビル入口は休日(土曜、日曜、祝日)でも開いています。
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エレベータで9Fまでお越しください。
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