風邪から来る結膜炎とは? | 新宿駅東口徒歩1分の眼科|新宿東口眼科医院
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197:風邪から来る結膜炎とは?

こんにちは。新宿東口眼科医院です。 毎日暑い日が続いていますね。体調をくずされないようお気を付けください。 さて、今週のテーマは「風邪から来る結膜炎とは?」です。 風邪から来る結膜炎 風邪を引くと、体が風邪の病原体と戦おうとして熱が出たり、体の抵抗力が低下したりして、一般的に目の調子が悪くなります。今回は、そういった風邪に伴う体調の変化による目(結膜を含む)の不調ではなく、風邪と同一の病原体によって引き起こされた結膜炎を取り上げます。これらの結膜炎は、風邪を引いている最中に結膜が風邪の病原体に感染して、あるいは風邪が治ってからないし風邪とは別個のルートで、目が感染して結膜炎を引き起こすものです。以下、病原体別に説明します。 風邪から来る結膜炎の主なもの ●流行性角結膜炎 流行性角結膜炎は、アデノウイルスと呼ばれるウイルス感染により引き起こされます。充血、めやに、流涙、異物感、目瞼腫脹、眼痛などのほか、耳前方のリンパ節が腫れたり、発熱など、風邪症状を伴うこともあります。症状がおさまりかけた頃に角膜の表面に点状の濁りがたくさんでき(点状表層角膜炎),視力が悪くなることがあります。症状の強い人では、結膜の表面に白い炎症性の膜(偽膜)ができます。 ●急性出血性結膜炎 (アポロ病) 急性出血性結膜炎とは主にエンテロウイルスとコクサッキーウイルスによる急性結膜炎です。急性で、充血、目やに、流涙、ゴロゴロ感などが出現し、白目に出血(結膜下出血)がよくみられるために、この病名がついています。黒目(角膜)に点状表層角膜炎という細かい傷ができて、眼痛を起こすこともあります。 ●細菌性結膜炎 (カタル性結膜炎/化膿性結膜炎) 結膜炎を引き起こす細菌には、インフルエンザ菌、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、淋菌(りんきん)があります。充血、膿を持つめやにや、ねばねばしためやに、流涙がおこります。とくに淋菌では、膿性のめやにをともなった結膜炎が特徴です。重篤な場合には、細菌性角膜潰瘍ができて激しい眼痛をおこしたり、菌血症や髄膜炎など、全身の病気に至るものもあります。 ●咽頭結膜熱(プール熱) アデノウイルス(3型、4型、7型など)によって起こる結膜炎です。夏かぜとして流行することがあります。白目の充血や目やにといった目の症状は流行性角結膜炎より弱い反面、のどの痛みや39度前後の発熱など、呼吸器系の症状がみられます。 風邪から来る結膜炎の治療法 風邪から来る結膜炎の場合、ウイルスが原因であるものは特効薬はなく、複合感染を防ぐために抗生剤点眼薬や炎症を抑える点眼薬を処方するのが一般的です。 結膜炎の感染を予防する方法 空気を介してうつるわけではないので、結膜炎の人が近くにいるだけで感染することはありませんが、原因となるウイルスの感染を防ぐためにタオルを分け、結膜炎の人もまわりの人も目をさわらない、こまめに手を洗う、水分補給、ウイルスがついてそうなところをアルコールで拭くなどの工夫が2次感染予防のために大切です。また、風邪をひいた場合は、無闇に目を触らないようにすることが大切です。 ●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。 ●無断での記事転載はご遠慮ください。 ●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。 ※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

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