糖尿病に関係する眼の病気 | 新宿駅東口徒歩1分の眼科|新宿東口眼科医院
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438:糖尿病に関係する眼の病気

こんにちは、新宿東口眼科医院です。
穏やかで過ごしやすい季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回のテーマは「糖尿病に関係する眼の病気」です。

【糖尿病とは】
糖尿病とは体内でインスリンを作れなくなったり、体内で作られたインスリンをうまく使え  なくなったりする代謝異常の総称です。
糖尿病にかかると血液に糖分を多く含み、粘性が高くなるため、毛細血管をつまらせて血管壁 に負担をかけます。
自覚症状に乏しく、重篤な合併症を引き起こす特徴があります。
神経症、腎症そして網膜症が代表的な合併症ですが、その他にも心筋梗塞、脳梗塞、狭心症等があります。

【糖尿病による眼の病気】

◎糖尿病網膜症
網膜(図の赤い丸)の状態などから進行の段階が3つに分けられます。
・単純網膜症(第1段階)は、網膜の毛細血管がもろくなり、毛細血管瘤、あるいは点状出血が認められます。
・前増殖網膜症(第2段階)は、血管が詰まることでできる軟性白斑や、血管が詰まり、酸素欠乏になった部分がみられます。
・増殖網膜症(第3段階)は、前増殖網膜症から進行した状態です。虚血部分に酸素や栄養分を送ろうと、新生血管が伸びてくる段階です。
新生血管は大変弱く硝子体出血が引き起こされます。 場合によっては、失明に至ることがあります。

◎糖尿病黄斑症
糖尿病によって黄斑という網膜の中でもものを見るのに重要な部分に浮腫(むくみ)が起きるという症状です。視力の低下の原因を招いたりします。また出血やこの黄斑浮腫によって黄斑部が障害されてしまうと顕著な視力障害が起きてしまいます。

◎虹彩ルベオーシス
糖尿病網膜症の末期になると、網膜血管の全体的な血流の不足によって眼の全体の栄養や酸素などが不足してしまい新生血管が網膜だけではなく、瞳孔や虹彩(図の黄色い丸)、眼圧と大きな関わりのある隅角などにも生えてきます。これが虹彩ルベオーシスです。
また、これによって新生血管緑内障を発症し、眼圧上昇による角膜浮腫および視神経萎縮やルベオーシスからの出血などによって、視力障害をきたしてしまいます。

◎糖尿病白内障
糖尿病の方に白内障が生じることがあり、若年性のものでは両側性に進行するものもあります。高齢者の方の場合は原因が加齢性のものか糖尿病性のものとの区別が困難となります。
白内障は眼の中の水晶体という透明なレンズの部分(図の青い丸)が白く濁ってしまうという病気です。ものが霞んでみえたり、眩しさを明るい所で感じたりするようになります。また、進行していくと視力が落ちていきますが、手術で水晶体を取り除き、人工の眼内レンズを入れることで治療可能です。

気になる症状、目の調子が悪いなどありましたら眼科の受診をしましょう。


●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。

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新宿東口眼科医院は、12/31~1/3を除き年中無休で診察しております。
休日(土曜/日曜/祝日)も診療している一般眼科です。
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15:00-19:30
=11:00-13:45/=15:00-19:00
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