加齢黄斑変性の治療 | 新宿駅東口徒歩1分の眼科|新宿東口眼科医院
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478:加齢黄斑変性の治療

こんにちは。新宿東口眼科医院です。
春とはいっても朝夕はまだまだ冷え込みますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回のテーマは「加齢黄斑変性の治療」です。

黄(おう)斑(はん)とは、目の奥にある網膜という外界から入ってきた光を感じ取るフィルムの役割を果たす組織の中心部分のことです。


~加齢黄斑変性の原因と種類~

年を重ねるとともに直接、あるいは間接的に黄斑部が障害される病気が「加齢黄斑変性」です。黄斑部が侵害され変化してしまうと視力が低下する、視野の中心が暗くなる・欠ける、物が歪んで見えるなどの症状が出ます。

加齢黄斑変性は、「萎縮型」と「滲出型」の2種類に分類できます。

・萎縮(いしゅく)型…主に加齢が原因で、症状の進行は比較的ゆっくりであることが特徴です。

・滲出(しんしゅつ)型…網膜の毛細血管が詰まると「新生血管」と呼ばれる細くて脆い血管を新しく作りだします。そこから血液成分が染み出すことで起こり、症状は急速に進行します。

 

~治療~

○萎縮型…治療法は現在のところありません。しかし、滲出型に移行する場合もあるので、定期的に検診を受けましょう。

○滲出型

・抗血管新生治療薬…一般的な治療がこの方法です。体内の新生血管を増殖させる物質(VEGF)に対する薬剤「ルセンティス」や「アイリーア」、これらの治療薬を目の中に注射し新生血管の成長を抑えます。頻度は症状や程度によっても異なりますが、ルセンティスは4週ごとに注射します。アイリーアは導入期には1カ月ごと連続3回、維持期には通常2カ月に一回投与します。その後は定期的に診察をして、新生血管の活動性がみられれば再度注射を行います。

 

・レーザー光凝固術…新生血管を強いレーザーで焼き固める方法です。主に黄斑から離れた病変に使用します。病変が黄斑の中心に及んでいる場合にこの治療を行ってしまうと黄斑を障害し視力低下を引き起こしてしまうため、この方法を行うことはほとんどありません。

・光線力学的療法(PDT)…光に反応する薬物「ビスダイン」を注射し、その後弱いレーザー照射をする方法です。治療後しばらくは強い光に当たると光過敏症などの合併症が起こることがあるので、約2日間外出を控え強い光に当たらないよう注意が必要です。

 

他にも手術等の治療法があります。お心当たりがある方、何か気になることがある方は早めに受診していただき医師へご相談下さい。

 

  • 一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
  • 無断での記事転載はご遠慮ください。
  • 本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。

※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。


診療時間

新宿東口眼科医院は、12/31~1/3を除き年中無休で診察しております。
休日(土曜/日曜/祝日)も診療している一般眼科です。
月~金 日・祝
11:30-13:45
15:00-19:30
=11:00-13:45/=15:00-19:00
=11:00-18:00(昼休みなし)
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住所 東京都新宿区新宿3-25-1 ヒューリック新宿ビル9階
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