※治療法、治療薬、検査に関しては、全て医師の判断となりますのでご理解の程宜しくお願い致します※
点状表層角膜炎とは
「点状表層角膜炎」という疾患は、名前の通り、角膜に点状の傷がついてしまう疾患です。コンタクトレンズ障害の中で、最も頻度の高いものです。

原因
長時間のコンタクトレンズ装用や汚れたレンズを装用することで、角膜に酸素が行き渡らなくなり傷がついてしまいます。その小さな傷である表層角膜症が広範囲に生じたものを点状表層角膜炎と言います。多くの場合は、コンタクトレンズを一晩はずせば治りますが、原因をきちんと取り除かないと再発します。重症化すると傷が深くなり、角膜上皮びらん、角膜浸潤、角膜潰瘍へと進んでいく危険性があります。
主な自覚症状
痛み、充血、涙、まぶしさを感じるなどの症状があります。いつもと比較しておかしいと思う症状が出ると、この疾患を疑ってもいいでしょう。
点状表層角膜炎の治療方法
コンタクトレンズの使用を直ちに中止し、点眼薬による治療を行います。この症状は治りやすいので、一晩から数日で症状は改善されます。しかし念のため、コンタクトレンズの使用は一週間ほどは中止した方が良いでしょう。
点状表層角膜炎の治療
先天点状表層角膜炎の場合、現在のところ治療法はありません。後天点状表層角膜炎の場合は、眼疾患の治療により治ります。色が見やすくなるメガネなどがありますが、それらを用いると、確かに特定の色を見分けやすくなることがあります。しかし、特定の色以外は逆に見にくくなるため、実用性は限られています。
関連疾患
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。