雪焼けと眼の関連性 | 新宿駅東口徒歩1分の眼科|新宿東口眼科医院
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166:雪焼けと眼の関連性

こんにちは、新宿東口眼科医院です。 お正月は、いかがお過ごしでしたか? 今回のテーマは「雪焼けと目の関連性」です。 紫外線の眼への影響 http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/eiken/health-inf/info/ultraviolet.html 波長が280ナノメートル以下の光は眼球表面の角膜ですべて吸収されます。これにより長い波長の紫外線も、大半は角膜で吸収されますが、角膜を通過した紫外線のほとんどはレンズの役割を担う水晶体で吸収されます。残りの1~2%が水晶体を通過して網膜まで到達します。白内障や網膜障害は、角膜障害とちがってすぐに症状が出ません。 雪眼とは 雪眼炎は俗に“ゆきめ”と呼ばれている紫外線によって起こる表層角膜炎,角膜上皮障害です。 紫外線の強い場所、たとえばスキー場、雪山登山でゴーグルやサングラスを使わずに過ごした場合に起こります。 原因 紫外線は波長によって目の中まで入り、白内障を起こしたり、網膜の中心部の炎症(黄斑変性症)が起きるひとつの要因になったりしますが、ふつうは目の表面、角膜で吸収されます。角膜は黒目と呼んでいる透明な膜のことですが、ここでは紫外線の約90%を吸収するため、外からの過剰な紫外線は角膜の細胞を障害します。原因は波長290nm 付近の紫外線です。 症状 症状が現れるのは、紫外線を吸収した6~24時間後で、夜間に激烈な眼痛、羞明(しゅうめい)(まぶしい)、流涙(りゅうるい)(涙が流れる)といった症状が生じて、眼があけられなくなり、救急外来を訪れることが多くみられます。角膜の病変は主に表層角膜炎で、ひどくなると角膜びらんを生じますが、大部分は一晩で回復します。 検査と診断 診察の時には麻酔の目薬を点眼して、痛みをとって眼を開けられるようにした上で診察を行います。十分な検査、診察をしたうえで、コンタクトレンズによる障害やドライアイによる角膜の傷など、ほかの病気と鑑別する必要があります。 細隙灯顕微鏡で斜めから角膜を照らすと、角膜表面の反射の乱れや角膜表面の薄い混濁が観察され、結膜は充血して赤くなっています。フルオレセイン染色(角膜の状態を調べる薬品)で角膜上皮は微細点状に染まります。問診にて紫外線を浴びたかどうか、確かめることも重要です。 治療 感染防止のために抗生物質の点眼と、角膜の保護の点眼を行います。角膜の傷は通常数日程度でよくなります。 予後 最近では、オゾンホールの影響で、オーストラリアやニュージーランドでは、冬の紫外線量が夏の東京の紫外線量より多くなっています。そのため小学生がサングラスをかけて登下校という状況になっているところもあります。 季節を問わず直射日光の下で長い時間すごされる時は、紫外線にご注意ください。 予防するには、サングラスなどの遮光(しゃこう)眼鏡を使用することです。 上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。 ●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。 ●無断での記事転載はご遠慮ください。 ●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。 ※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

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新宿東口眼科医院は、12/31~1/3を除き年中無休で診察しております。
休日(土曜/日曜/祝日)も診療している一般眼科です。
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=11:00-13:45/=15:00-19:00
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TEL 03-5363-0507
住所 東京都新宿区新宿3-25-1 ヒューリック新宿ビル9階
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