411:白内障を起こしやすくする原因とは
段々と寒くなりましたが、いかがお過ごしですか 今回のテーマは「白内障を起こしやすくする原因とは」です。 白内障とは、年齢などが原因で目の中にある水晶体が白く濁ってしまう現象です。水晶体が白く濁ってしまうと、光がうまく通過できずに乱反射し、網膜に鮮明な像が結べなくなり、視力が低下します。 白内障になる原因は様々なものがあります。今回はその原因についてご説明します。 加齢によるもの 加齢白内障の原因は解明されていませんが、酸化ストレス、代謝障害、環境因子など複数の因子のより発症すると考えられています。
紫外線によるもの
紫外線の多くは角膜で吸収されますが、紫外線の波長によっては目の奥の水晶体や網膜まで達してしまいます。紫外線による酸化がおおきな原因のひとつだといわれています。
糖尿病
糖尿病は血中の糖濃度が高くなることで、神経、腎臓、目など、全身に合併症を引き起こす病気です。汚れた房水が駆け巡るのが原因で白内障になりやすくなります。
糖尿病の方は、白内障の進行が早くなる傾向があり注意を要します。
アトピー
アトピー性白内障は、アトピー性皮膚炎の合併症のひとつ。
加齢とともに症状が現れる加齢性白内障とは異なり、アトピー性白内障は20歳前後の若い方にみられます。
その原因として考えられる最も有力な説は、目の周りのかゆみに耐え切れず、
目をこすったり、かいたり、叩いたりするなど、眼球に外傷を与える行為を繰り返してしまうことです。
●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。 


