567:FDTの検査とは
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
新年の慌ただしさも過ぎ、寒さが身にしみる頃となりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
今週のテーマは「FDTの検査とは」です。
FDTスクリーナーとは?
緑内障かどうか判定するための視野検査は、従来は暗室で点滅する光を見るため、負担になる検査でした。
FDTスクリーナーは、その負担をかなり軽減した検査機器です。
緑内障の疑いを簡単に判別する検査がわずか45秒程度で可能ですし、緑内障が強く疑われる場合の詳しい検査でも片眼4分程度で終了します。
しかも、暗室ではなく通常の照明の下で検査ができます。
FDTスクリーナー
視野とは、視線を動かさずに見ることができる範囲のことで、物の色・大きさ・明るさなどによっても範囲はかわります。
視野検査ではいろいろな角度や部位から様々な大きさと強さの光を出してそれが見えるかどうかを調べます。
FDTスクリーナーの検査結果の表れ方
視機能障害を調べる検査の一つが視野検査です。眼の神経には大きく分けて色・形・視力にかかわる細胞と,物の動き・ちらつきなどにかかわる細胞があります。FDTは、この”ちらつき”に反応する神経細胞が障害された場合に結果に影響が出ます。
緑内障は、早期発見が大切なので、 40歳以上の方は一度精密検査をされることをおすすめします。
※視野検査は、緑内障や脳腫瘍等の発見につながる検査です。特に40歳以上の20人に1人はその疑いがあるといわれている緑内障は、初期で自覚症状を感じることが少ない病気です。定期的に検査をうけることで、病気の早期発見にもなります。
●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
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●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。