涙について | 新宿駅東口徒歩1分の眼科|新宿東口眼科医院
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79:涙について

こんにちは、新宿東口眼科医院です。 ゴールデンウィークいかがお過ごしですか。お時間のある時に眼の定期検査を受けてみるのはどうでしょうか。当院ではゴールデンウィーク期間中も休まず診察を行っております。お気軽にご来院ください。 さて、今回のテーマは「涙について」です。 涙とは・・・ 上まぶたの内側にある涙腺から分泌される体液のことです。通常の分泌量は1日平均2~3ccといわれています。眼球の保護が主要な役割ですが、人間特有の現象として、感情が高まったときに涙を流すことがあります。 ◆涙の成分◆ 涙の原料は血液です。成分としては9割以上が水で出来ており、タンパク質、リン酸塩も含有します。涙腺内の毛細血管から得た血液から血球を除き、液体成分のみを取り出されたものです。一般的に弱いアルカリ性の液体です。 ◆涙の流れ◆ 涙腺から涙が分泌され、まばたきによって目の表面全体に運ばれます。その後、涙点(上涙点・下涙点)から鼻腔へと排出されます。この時、涙は10%が表面から蒸発して、残りの90%が上涙点・下涙点から流れ出るといわれています。正常な眼は涙の分泌と排出が均等に保たれています。しかし、涙の分泌が少なくなると、眼の表面が乾燥するドライアイとなります。ドライアイは、眼が疲れる、ごろごろする、充血する、角膜や結膜に傷がつくなどの症状を生じます。 ◆涙の働き◆ 眼はまぶたと涙によって守られています。涙には、主に下記のような役割があります。 ①目の表面をバイ菌・異物から守る ②角膜に酸素・栄養を運ぶ ③ゴミ・ホコリを洗い流す ④目の表面を滑らかな状態にして「ものをきれいに見る」動きを支える これらの大切な役目をしている涙がもし出なくなってしまうと、角膜が乾燥してやがて混濁し、視力障害が起こると考えられます。 ◆ドライアイの分類◆ ドライアイの病態は様々ですが、一般的には、涙の量が減ってしまう涙液分泌減少型、すぐに涙が蒸発して眼が乾いてしまう涙液蒸発過多型の二つに分類されます。 <涙液分泌減少型> 涙の量が減ってしまう涙液分泌減少型は、シェーグレン症候群のような自己免疫疾患が基礎にある場合と、病的な要因がなく涙が減ってしまうドライアイがあります。後者は、科学的には証明されていませんが、ストレス、環境因子、またホルモンバランスなどの関与が疑われています。 <涙液蒸発過多型> 涙液蒸発過多型の要因としては、パソコン等によるVDT症候群が最近多く見られます。また、コンタクトレンズ装用によって生じるドライアイもこちらに分類されます。その他、まばたきの異常によるものや、重症なものでは薬剤に対する過剰なアレルギー反応で発症するスティーブンス・ジョンソン症候群などが挙げられます。 ◆ドライアイの主な検査及び治療◆ <検査> ①ZQ(ゾーンクイック)検査・・・専用の糸を下まぶたの端に15秒間挿入し、 涙でぬれた糸の長さで涙量を測ります。 ②BUT検査・・・目を開いてから目の表面の涙の膜が破壊されるまでの(BreakUpTime)を測ります。 <治療> ①点眼液による治療・・・涙液分泌自体を促進させる薬物はなく、 人工涙液点眼液で不足した涙液の補充を行う方法です。 ②涙点閉鎖による治療・・・涙は目の表面から蒸発する以外はほとんどが涙点から鼻に出る為、涙点を閉じて涙の流出を抑え、涙を眼の表面に十分に溜める方法です。 当院では「シリコン性涙点プラグ」と「コラーゲン製涙点プラグ」を利用した治療をしております。

診療時間

新宿東口眼科医院は、12/31~1/3を除き年中無休で診察しております。
休日(土曜/日曜/祝日)も診療している一般眼科です。
月~金 日・祝
11:30-13:45
15:00-19:30
=11:00-13:45/=15:00-19:00
=11:00-18:00(昼休みなし)
午前中の受付は診察開始10分前から行っております。

アクセス

TEL 03-5363-0507
住所 東京都新宿区新宿3-25-1 ヒューリック新宿ビル9階
最寄り駅 JR新宿駅東口 徒歩1分
丸の内線新宿駅B11出口
新宿東口眼科医院は新宿東口スタジオアルタから3軒目、1階にauが入っているビル9Fにあります。
1Fみずほ銀行新宿支店左脇にビル入口があります(地下鉄B11出口直結)。
ビル入口は休日(土曜、日曜、祝日)でも開いています。
1Fビル入口からエントランスホールを直進すると、自動ドアの奥にエレベータホールがあります。
エレベータで9Fまでお越しください。
※車椅子、その他介護の必要な方はご一報下さい。また、お車でお越しの際、到着しましたら、ご一報下さい。

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