832:眼に張り付いたコンタクトレンズの取り方
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
空気が乾燥し肌寒くなる季節ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「眼に張り付いたコンタクトレンズの取り方」です。
コンタクトレンズが眼に張り付いてしまうというトラブルは、
「コンタクトレンズを長時間付けていた」または、「コンタクトレンズを付けたまま寝てしまった」などの誤った使い方によって起こります。
コンタクトレンズが目に張り付く主な原因は、「目の乾燥」です。
コンタクトレンズが目に貼り付くのは、目とレンズの間に水分が足りなくなるからです。
デスクワークやエアコンなどの生活環境は、目の乾燥に大きく影響します。
パソコンのモニターが正面にあると、目を見開くことになり乾燥しやすいです。
エアコンの風が直接当たるのも、乾燥するため良くありません。
コンタクトレンズをつけたまま寝てしまうと睡眠中は瞬きをしないため目が乾燥しやすく
レンズが目に張り付きやすくなっています。
※目の表面に張り付いたコンタクトレンズを無理に外そうとすると、角膜を傷付けてしまう危険性があります。原因に応じて適切な対処が必要です。
外し方
まず一度目を閉じて、目の中に涙を行きわたらせます。
十分に目が涙で潤ったら眼球の上でコンタクトが動くか確認して、
普段通りコンタクトレンズを外してください。
もし取れない場合は、コンタクトレンズ用の目薬を点眼してから外してみてください。
レンズがスムーズに外れるまで点眼を繰り返しましょう。
上記の方法を試してもレンズが外れなかった場合は速やかに眼科を受診して
医師に相談してください。
また、爪が長いとコンタクトレンズを外しにくいだけではなく、目やレンズを傷付けるリスクも高まり、危険です。可能であれば爪を短く切りそろえてから、コンタクトレンズに触れるようにしましょう。
※目に張り付いていたコンタクトレンズが外せた後はしばらくコンタクトレンズを付けるのを辞め、目を休ませるようにしましょう。
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談してください。
●一般の方向けですので医学用語が必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先させてください。