867:結膜下出血ってどうしてなるの?
こんにちは、新宿東口眼科医院です。厳しい暑さの頃ですが皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今週のテーマは「結膜下出血ってどうしてなるの?」です。
結膜下出血とは、結膜下の小さい血管が破れて出血したもので、程度は様々で、小さな点状のものから斑状、また眼球全体の白目部分がべったりと赤く染まることもあります。
殆どは無症状で、稀に多少目がごろごろしますが、痛みやかゆみなどはありません。
結膜下出血の原因はさまざまで、不明な場合も多く、くしゃみ・せき、過飲酒、月経、水中メガネの絞め過ぎなどでも出血します。
結膜下の出血では、眼球内部に血液が入ることはなく視力の低下の心配もありません。
出血自体は軽度であれば10日前後で自然に吸収されるため治療の必要はありません。
出血量が多い場合は1ヶ月以上と、時間がかかることもありますが、必ず出血は吸収されます。眼外傷を受けた場合、出血以外に痛みやかゆみ、眼脂を伴う場合、頻繁に出血をくりかえす場合などには念のため眼科受診をお勧めしています。
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- 本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。