873:初めてのコンタクトレンズ、使い始めるまでの流れ
こんにちは、新宿東口眼科医院でございます。
秋の始まりを迎えるこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは、「初めてのコンタクトレンズ、処方の流れ」です。
コンタクトレンズをする際はまず眼科を受診し、コンタクトレンズの処方箋を受け取って購入をします。眼科で、コンタクトレンズの処方箋を発行するまでの流れをご紹介いたします。
- 受付
受付で、問診票をお渡ししますので、今気になっている眼の症状や、希望のレンズの種類などを記入していただきます。
- 検査
オートレフケラトメーターという機械で、大まかな近視や遠視、乱視の度合いと角膜の曲率、眼圧を測ります。
結果をもとに視力検査をし、どのくらいの度数が必要かを確認します。
- 診察
医師による診察を受けます。目の状態がコンタクトレンズ装用に適しているかを確認します。
症状があり、眼の正確なデータが測れない場合や、医師がレンズを付けられるような状態ではないと判断した場合は、後日眼の状態が回復してから改めて処方する可能性もあります。



- コンタクトレンズ選び
検査員と一緒にコンタクトレンズを選びます。
コンタクトにはソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズの2種類があります。
ソフトコンタクトレンズには長期装用、2週間、1日使い捨てタイプがあります。初めての場合は扱いやすい1日使い捨てレンズから使用をお勧めします。近年は乾きにくく酸素を多く通すシリコンハイドロゲルというレンズが主流になりつつありますが、初めてコンタクトを使う方には、柔らかく外しやすい高含水レンズを勧めさせていただいています。
ハードコンタクトレンズは硬い為、異物感を感じることがありますが、強い乱視の方でもきれいに矯正することが出来ます。
目の状態や悩みに応じて一番合うレンズを選んでいきます。
選んだコンタクトレンズを装用して、再度視力検査をし、度数の調整をします。
- 診察
コンタクトレンズが目に合っているか医師が確認します。
- 装用練習
診察後、付け外しの練習を行います。
練習が終わったら、コンタクトレンズのケア方法や注意事項を説明します。

- お会計
お会計時に処方箋を受取り、コンタクトレンズ販売店にもっていくと、購入することが出来ます。
毎日快適にコンタクトレンズを使用していても、ご自身では気づかないうちにコンタクトレンズに傷が付いていたり、眼障害が進行していたりすることがあります。
装着が慣れてくると誤った使用をしたり、手入れを怠りがちになったりするので、自覚症状が無くても定期的にコンタクトレンズと眼の状態をチェックしましょう。
- 一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
•無断での記事転載はご遠慮ください。
•本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。