黄斑変性の治療 | 新宿駅東口徒歩1分の眼科|新宿東口眼科医院
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883:黄斑変性の治療

こんにちは、新宿東口眼科医院です。

木枯らしが吹き始め、冬の訪れを感じる今日このごろ、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「黄斑変性の治療」です。

 

黄斑とは、目の奥にある網膜という外界から入ってきた光を感じ取るフィルムの役割を果たす組織の中心部分のことです。黄班変性は、黄斑に何らかの変性が起こる病気です。症状としては、ものが歪んでみえる(変視)、視野の中心が暗くみえる(中心暗点)という症状が主に現れます。

 

―黄斑変性の種類―

黄斑変性には大きく分けると萎縮型と滲出型の2つの種類があります。

「萎縮型」 加齢とともに網膜色素上皮が徐々に萎縮していき、網膜が障害され視力が徐々に低下していく病気です。

「滲出型」 異常な血管(脈絡膜新生血管)が脈絡膜から網膜色素上皮の下あるいは網膜と網膜色素上皮の間に侵入して網膜が障害される病気です。

 

―治療方法―

「萎縮型」 

有効な治療法はなく、経過観察が行われます。しかし、滲出型に移行する場合もあるので、定期的に検診を受けましょう。

「滲出型」 

・抗血管新生治療薬…一般的な治療がこの方法です。体内の新生血管を増殖させる物質(VEGF)に対する薬剤「ルセンティス」や「アイリーア」、これらの治療薬を目の中に注射し新生血管の成長を抑えます。頻度は症状や程度によっても異なりますが、ルセンティスは4週ごとに注射します。アイリーアは導入期には1カ月ごと連続3回、維持期には通常2カ月に一回投与します。その後は定期的に診察をして、新生血管の活動性がみられれば再度注射を行います。

・レーザー光凝固術

新生血管を強いレーザーで焼き固める方法です。主に黄斑から離れた病変に使用します。病変が黄斑の中心に及んでいる場合にこの治療を行ってしまうと黄斑を障害し視力低下を引き起こしてしまうため、この方法を行うことはほとんどありません。

・光線力学的療法(PDT)

光に反応する薬物「ビスダイン」を注射し、弱いレーザー照射をする方法です。治療後しばらくは強い光に当たると光過敏症などの合併症が起こることがあるので、約2日間外出を控え強い光に当たらないよう注意が必要です。

 

なにか気になること、お心当たりのある方はご気軽に医師にご相談ください。

上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談してください。

  • 一般の方向けですので医学用語が必ずしも厳密ではありません。
  • 無断での記事転載はご遠慮ください。
  • 本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはま

りません。

※すでに治療中の方は主治医の判断を優先させてください。


診療時間

新宿東口眼科医院は、12/31~1/3を除き年中無休で診察しております。
休日(土曜/日曜/祝日)も診療している一般眼科です。
月~金 日・祝
11:30-13:45
15:00-19:30
=11:00-13:45/=15:00-19:00
=11:00-18:00(昼休みなし)
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アクセス

TEL 03-5363-0507
住所 東京都新宿区新宿3-25-1 ヒューリック新宿ビル9階
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