898:麦粒腫と霰粒腫の違いは?
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
寒さの中に春の気配を感じる頃となりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
本日のテーマは「麦粒腫と霰粒腫の違いは?」です。
麦粒腫 霰粒腫
どちらも瞼が腫れるなど、見た目が似ているため混同されやすいですが、麦粒腫と霰粒腫は原因も症状も異なる別の病気です。
〈麦粒腫(ばくりゅうしゅ)〉
原因:
麦粒腫は、汗を出す腺や、まつげの毛根、マイボーム腺から細菌が入り込んで、炎症を起こした状態です。
症状:
瞼が一部赤くなり、軽度の痛みや痒みがあります。炎症が強くなってくると赤み、腫れ、痛みが強くなります。膿が出てしまえば、その後症状は回復に向かいます。
治療法:
一般的には、化膿と炎症をおさえるために抗生物質の点眼液や軟膏が処方されます。通常、1週間ほどで治りますが、薬で治療をしても治らない場合は切開して膿を出すこともあります。
〈霰粒腫(さんりゅうしゅ)〉
原因:
まぶたの縁にあるマイボーム腺と呼ばれる脂肪の分泌腺がつまってしまい、脂肪のかたまりができることを霰粒腫といいます。
体調が悪い時や、目の周りの不潔な状態が続くと細菌が付き、マイボーム腺が閉塞することがあります。
症状:
症状は眼瞼の腫れや異物感です。典型例では痛みも赤みもなく、眼瞼にコロコロとしたできものができます。炎症を伴った場合は麦粒腫と似た症状が出ることがあり、これを急性霰粒腫と呼びます。
治療法:
基本的には、点眼や軟膏、内服薬などで様子を見ることがほとんどですが、それでもよくならない場合は、先生の判断によって切開をすることがあります。
切開時は、局所麻酔の注射をまぶたにして、まぶたの裏側、あるいは外側から切開します。
当院で切開をご希望の際は、切開が適応かどうかの診察が必要になるので、先に一度受診をして頂き、その後日にご予約が必要です。
このように麦粒腫と霰粒腫は炎症が起こる原因や症状に違いがあるため、それぞれの病気の違いをよく理解し、適切な治療を受ける必要があります。
- 一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
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- 本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
- すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。



