914:コンタクト消毒液のトラブルについて
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
空梅雨で青空の見える日も多い昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回のテーマは、「コンタクト消毒液のトラブルについて」です。
消毒 液として最も普及しているのはソフトコンタクトのお手入れが簡単なMPS(マルチパーパス・ソルューション)です。
MPSとは、ソフトコンタクトレンズの洗浄、すすぎ、保存、消毒を1液で行うことのできる消毒液です。
しかし、使用方法を誤るとトラブルを起こします。
細菌感染による角膜炎、アレルギー性結膜炎などをひき起こす場合があります。
使用上のポイントを参考にしてください。
1保存ケースから取り出して装用する時は、まず手を洗う
角膜の表面は、上皮細胞で覆われています。上皮細胞に傷がなければ
少々目の表面に細菌、カビ、アメーバなどがついても病気になることはありません。
しかし、目に異物感などがある時は、目にみえないような小さな傷があることがあり、感染のリスクが高くなります。
2消毒していないコンタクトレンズは目の中に入れない
ソフトコンタクトレンズは消毒したもの以外使用してはいけません。
一番簡単なのは、1日使い捨てのソフトコンタクトレンズを使用することです。
3ソフトコンタクトレンズのケースは定期的に交換
レンズを消毒しても、レンズケースが汚染されていては、コンタクトレンズも汚染してしまいます。
レンズケースは毎日しっかり洗い、 自然乾燥させることが重要です。
ケースを長期間使用していると、カビが生えたり、細菌がバイオフィルムを形成して
消毒されにくくなることがわかっていますので、ケースは3ヶ月を目安にして、新品と交換しましょう。
4消毒液の効果には限界がある
コンタクトレンズを消毒しても、すべての細菌、カビ、アメーバを死滅させることができる訳ではありません。毎日レンズを手で洗う際にこすって汚れを取り除き、その後レンズを十分すすいで汚れなどを洗い流すことによって、細菌、カビ、アメーバを除去することができます。
5消毒液を適切に使用する
消毒液にコンタクトレンズを漬けるとすぐに消毒されるわけではありません。
指定の時間以上保存することが必要です。
また、ケース内の消毒液をつぎ足すことにより、消毒液の効果が弱くなってしまいます。
当たり前ですがレンズケース内の消毒液は毎日新しいものに交換してください。
6定期的に検診を受ける
自分では気づかない病気の前兆など、定期検査を受けて入れば発見することが可能です。
医師の指導もなく、使用説明書を読まないで誤った使用方法を正しい方法と思いこんでいると危険です。目の健康を保つために、眼科に定期的に受診することが大切です。
7レンズケア用品は清潔な場所に保管する
コンタクトレンズやレンズケア用品を、細菌やカビが生えやすい場所に保管していると、
レンズ、ケース、ケア用品が汚染されるリスクが高くなります。レンズケア用品は清潔な場所に保管しましょう。
8異常があれば、レンズの装用を中止して、すぐに受診を
充血、異物感、視力低下など症状があれば、その原因を探して、取り除かないかぎり、
症状が重くなってしまう可能性があります。コンタクトレンズの使用を中止して、眼科を受診してください。
・上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
・一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
・無断での記事転載はご遠慮ください。
・本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。



