918:カラーコンタクトは目に悪いの?
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
本格的な夏の暑さを感じる季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「カラーコンタクトは目に悪いの?」です。
近年、カラーコンタクトレンズ(以下、カラコン)は、眼科だけでなくインターネット通販やドラッグストアなどでも手軽に購入できるようになりました。
度入りタイプも増え、ファッションの一部として日常的に使用している方も多くいらっしゃいます。
結論から言うと、カラコンは適切な製品を選び、正しい方法で使用すれば、必ずしも目に悪いものではありません。
一方で、品質の低い製品を使用したり、誤った使い方を続けたりすると、目のトラブルにつながることがあります。
今回は、カラコンで起こりうるトラブルと、安全に使用するためのポイントをご紹介します。
■カラーコンタクトではどのようなトラブルが起こるの?
カラコンによるトラブルには、主に次のようなものがあります。
① 品質の低いレンズによるトラブル
現在、日本では厚生労働省の承認を受けた製品が販売されていますが、海外製品や安全基準を満たしていない製品の中には、着色部分がはがれたり色落ちしたりするものがあります。
その結果、角膜に傷や炎症を起こす原因となることがあります。
② 酸素不足による角膜への負担
カラコンは着色部分の影響により、透明なコンタクトレンズと比べて酸素を通しにくい製品があります。
長時間装用すると角膜が酸素不足となり、
・角膜新生血管
・角膜浸潤
などのトラブルを起こすことがあります。
③ 誤った使用方法
装用時間や使用期限を守らなかったり、レンズやケースのお手入れが不十分だったりすると、細菌が繁殖し、感染症や角膜炎の原因になります。
これは透明なコンタクトレンズでも起こりますが、酸素透過性の低いカラコンでは特に注意が必要です。
■安全にカラーコンタクトを使用するためには?
2011年2月の法改正により、カラーコンタクトは「高度管理医療機器」となり、日本では厚生労働省の承認を受けた製品のみ販売されています。
安全に使用するためには、
・信頼できる製品を選ぶこと
・使用期間や装用時間を守ること
・定期的に眼科で検査を受けること
が大切です。
■カラーコンタクトを使うときの4つのポイント
① 眼科で検査・処方を受けましょう
カラーコンタクトを購入するときは、眼科で検査を受け、自分の目に合ったレンズを選びましょう。
また、装用中に充血や痛み、見えにくさなどの症状があれば、使用を中止し、早めに眼科を受診してください。
② 長時間の装用は避けましょう
レンズを長時間つけ続けると、角膜が酸素不足となり、目の病気を引き起こすことがあります。
就寝時は必ずレンズを外し、決められた装用時間を守りましょう。
③ レンズとケースは清潔に保ちましょう
レンズやケースが汚れていると、細菌やカビが繁殖し、感染症の原因になります。
毎日のレンズケアを丁寧に行い、ケースも定期的に交換しましょう。
④ 安全性の高いレンズを選びましょう
価格だけで選ばず、厚生労働省の承認を受けた製品を使用することが大切です。
また、酸素透過性の高いレンズを選ぶことで、角膜への負担を減らすことができます。
■まとめ
カラーコンタクトは、正しく使用すれば安全に楽しむことができます。
一方で、自己判断での使用や誤った使い方は、角膜障害や感染症などの重大なトラブルにつながることがあります。
装用時間や使用方法を守り、定期的に眼科で検査を受けましょう。
目の痛みや充血、見えにくさなど、少しでも異常を感じた場合は、無理に使用を続けず、早めに眼科へご相談ください。
※本記事は一般の方向けに作成しているため、医学用語は必ずしも厳密な表現ではありません。
※無断転載はご遠慮ください。
※本文は一般的な内容をまとめたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。
※すでに治療中の方は、主治医の指示を優先してください。

