933:白内障の手術って何をしているの?
こんにちは、新宿東口眼科医院です。
秋も深まり、朝晩肌寒く感じる季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは『白内障手術ではなにをしているの?』です。
白内障は目の中でカメラのレンズのような役割をしている水晶体が白く濁る病気です。水晶体が濁ることで光が通らなくなり、目がかすむ、視力低下、光がまぶしく感じるなどの症状が現れます。
白内障手術は、濁った水晶体を取り除き、その代わりに人工的な眼内レンズを入れる手術です。現在一般的に行われる手術方法は「超音波乳化吸引術」です。
- 手術の流れ
まず麻酔の目薬を差して、角膜付近に2ミリから3ミリの小さな切開を入れます。その後、水晶体嚢(水晶体を全体を包む非常に薄い膜)を開き、超音波で水晶体を細かく砕きながら吸引します。最後に、残した水晶体嚢の中へ眼内レンズを挿入したら手術は完了です。
- 手術は日帰りで受けられる?
以前の白内障手術では、水晶体を取り出すために大きな切開が必要で、入院を伴う手術が一般的でした。しかし、現在「超音波乳化吸引術」の普及により、小さな切開で濁った水晶体を取り除くことができるようになりました。傷口が小さくなったことで、手術による目の負担が軽減され、現在では多くの医療機関で日帰り手術が行われています。
- 手術後の見え方について
白内障手術によって濁った水晶体を取り除くことで、視力の改善が期待できます。手術後、多くの方が最初に感じる変化は「視界が明るくなった!」ということです。
これまで白い霧がかかったように見えていた景色が明るくなり、色彩も鮮やかに感じられるようになります。特に、白や青などの色が以前よりはっきり見えることに驚かれる方もいらっしゃいます。
一方で、手術後の見え方には個人差があります。
例えば、遠くにピントを合わせた単焦点レンズの場合、遠くはよく見えるようになっても、近くを見るときには老眼鏡が必要になることがあります。また、多焦点レンズでは遠くから近くまで見やすくなる一方、夜間に光が輪のように見えたり、光がにじんだりすることもあります。
さらに、手術直後は目が慣れていないため、ぼやけやまぶしさを感じることもあります。多くの場合、時間の経過とともに落ち着いていきますが、見え方には個人差があります。
- 最後に
白内障手術は医療技術の進歩によって、以前と比べて小さな傷口で行えるようになり、日帰りで受けられる場合も増えていますが、白内障の進行程度や目の状態によって適切な治療方法は異なります。「最近目がかすむ」「以前よりまぶしく感じる」「眼鏡かけても見えにくい」など、気になる症状がある方は、お早めに眼科へご相談ください。
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