夜盲症とは | 新宿駅東口徒歩1分の眼科|新宿東口眼科医院
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714:夜盲症とは

こんにちは。新宿東口眼科医院です。

今週のテーマは「夜盲症とは」というテーマについてです。

 

 

○夜盲症とは

 網膜には違う明るさの中で働く2種類の細胞があります。一つは明るい場所で働き、色を見分ける役割を持つ「錐体細胞」、もう一つは暗い場所で働く「桿体細胞」です。この桿体細胞の働きによって、我々は明るいところから暗いところに入った際、すぐには何も見えなくても、次第に暗さに慣れ、まわりが見えるようになります。これを暗順応といいます。

「夜盲症」とは、この桿体細胞に異常があり暗順応が障害され、暗いところや夜になると視力が著しく衰えて目がよく見えなくなる病気です。

 

○分類・原因

 夜盲症には、先天性のものと後天性のものがあります。

前者には、進行性先天性夜盲症・非進行性先天性夜盲症があり、大きく2つのグループに分けられます。一つは幼児期に始まり、徐々に進行し視野搾取を伴って末期には視力も低下する網膜色素変性症や白点状網膜症などです。もう一つは幼児期から夜盲症があっても進行せず、明るいところでの視力や視野は一生正常な小口病や眼底白点症などです。

後者には、ビタミンA欠乏症の他に眼底疾患(網膜脈絡炎、眼球鉄錆症)に伴うものがあります。戦後に比べ食生活の質が向上した現代においては、後天性夜盲症を発症することは稀です。

 

○症状

 一般に明るい環境での視力に対して暗い場所での視力は落ちますが、その落ち方が健常な人と比べて極端に落ちます。夜間や暗い場所で、見づらさを感じます。視野障害や視力障害を伴うと、ものに躓く、ぶつかりやすくなります。

 網膜色素変性症では、視細胞の変性・減少や網膜機能が低下することでその部分の視野が欠けていきます。周辺部から欠けていき、次第に視力も低下していきます。

 

○治療方法

 現時点において、夜盲症に対する確実な治療法は存在していません。対症療法として、ビタミンA・循環改善薬の服用や、光刺激に弱いことから、屋外作業を控える、遮光眼鏡を使用するといった方法が挙げられます。遮光眼鏡は、明るいところから急に暗いところに入ったときに生じる暗順応障害に対して有効であるほか、物のコントラストをより鮮明にする、明るい場所で感じる眩しさを軽減する助けをしてくれます。

 

 

  • 上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談してください。
  • 一般の方向けですので医学用語が必ずしも厳密ではありません。
  • 無断での記事転載はご遠慮ください。
  • 本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。

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新宿東口眼科医院は、12/31~1/3を除き年中無休で診察しております。
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