719:プリズム眼鏡とは?
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
秋冷の候、皆様いかがお過ごしでしょうか
今回のテーマは「プリズム眼鏡とは」です。
〇プリズム眼鏡とは
光を屈折させることにより、像を一定の方向にずらすことができる眼鏡です。
斜視などによる見え方のズレを、光学的に矯正する働きを持っています。
主に斜視や斜位、眼振による複視を軽減させたい方に処方します。
また、斜視や斜位の子供に対しては、両眼で物を見る力を育てるために処方することもあります。
〇プリズム眼鏡のメリット
複視の軽減、両眼視機能の促進、見た目の眼の位置のズレも改善することが出来ます。また、度数にもよりますがプリズムではない普通の眼鏡と見た目に差はあまりありません。
斜視の程度によっては、プリズムを入れられる範囲を超えている場合、フレネル膜というレンズを眼鏡の上に貼って対応することになります。フレネル膜は大角度も矯正できますが
片目に細かく線が入ったレンズを貼ることになるので見た目に大きく影響がでます。
実際に処方する度数のフレネル膜を試すことはできませんが、サンプルを用いた検査や処方のご相談も可能です。
プリズム眼鏡の処方にあたっては、視力検査や眼位検査、立体視検査等が必要ですので、お悩みの場合はお気軽に当院にご相談下さい。
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。